こだわり設計・間取りポイント〜さらなる快適性を求めて〜【一条工務店】

なぜ半濁点はハ行にしかつかないのか、気になる今日この頃。
こんにちは、きっちょめんです。
今回は我が家のこだわり設計ポイントについて綴ります。家づくりにおいて素人の施主なりに勉強した結果、どんなことに注意して設計・間取りを決めたか、詳しくお伝えできたらと思います。
ちなみに我が家の属性を簡単に説明すると、首都圏、2階建て、3LDK+α、延床33.83坪、4人家族想定です。一条工務店で i-smart2 という商品を選びました。
目次
はじめに
明るいLDKで日常を過ごし、非日常のバスルームやホームシアターでリフレッシュし、落ち着いた寝室で休む。
こんな感じのテーマの元、私は家づくりを行いました。
ここから細かい要件に落として行ったのですが、
ここでは要件を大きく次の2つに分けてお話しいたします。
- 住宅性能(家全体)に関する要件
- 機能(間取り)に関する要件
※執筆しているうちに、とっても長くなってしまったので、記事を複数に分けることにしました。本日は住宅性能(家全体)についてです。
住宅性能(家全体)に関する要件
一条工務店の i-smart2 は業界トップクラスの断熱気密性を有する、高性能を謳った商品です。しかしその性能は得てして、間取りや設計で良くも悪くも変化してしまいます。そのことを学んだ私は、さらなる快適性を求めて設計検討しました。
- 耐震等級3以上、断熱等性能等級4以上
- 日射制御
- 窓の種類
- 全館温湿度管理
耐震等級3以上、断熱等性能等級4以上
こちらは一条工務店の標準仕様で満たしています。
間取りの組み方によっても変わってきますが、勝手に考慮してくれるので、さすが一条工務店といったところです。
もちろん他のHMでも対応できますが、契約に明記されていることを確認した方がいいようです。
口約束だけで契約に盛り込まずに打合せを進めて、出来上がった建物が上記性能を満たしていなかった、という話をよく聞くのでご注意を。
また、私が依頼した時点では選択肢がありませんでしたが、これから家を建てる方であれば、耐水害仕様を検討してもいいですね。一条の耐水害住宅実験は有名ですね。こちらのブログがよくまとまっていたのでリンクを張っておきます。
一条工務店がなにやらおかしなことをしている!?一条工務店製蓄電池付き耐水外住宅
そしてこのような対策は、一条工務店でなくても対応できる可能性はあるようです。こちらの本の中で紹介されていました。
日射制御
- 南向きの窓は大きく取る
- それ以外の窓は出来るだけ減らす
- 南向きの窓はすべて軒や庇で日射制御する。
上記のように対応することで、日射取得と熱損失のバランスがよくなり、夏涼しく冬暖かい家になります。こちらのサイトを参考にしました。それだけではなく、エアコンを使わない春秋の快適さが増すそうです。
採光についてはハイサイドライト(高窓)を利用して稼ぐことを推奨しています。不安であれば、HMに日照シミュレーションを依頼したり、間取り診断サービスなど活用すると良いと思います。
ただ、当項目については妻と意見が割れたため、窓面積は思ったほど減らせなかったのですが(笑)。
窓の種類
窓の種類は①FIX窓、②縦すべり出し窓、③引き違い窓の優先順で採用していきました。
理由は次のとおりです。
- 気密性・防犯性を考えると、FIX窓が最強
- 熱交換換気システムを通して行うため、窓開けによる換気不要
- 引き違い窓はかっこ悪く、機能性が悪い
「FIX窓は外側を掃除できないじゃないか!」と思われるかもしれませんが、引き違い窓も外側の掃除はほぼ困難です。
引き違い窓って、海外だとあまり使われていないらしいですね。なぜ日本で普及したかもよくわかっていないようです。
気密性が低い、掃除がし辛い、半分しか開かない、かっこ悪い。
と、ここまでダメ出しをしておきながら結局、窓の規格サイズや法律上の問題により、我が家の多くが引き違い窓になってしまったのですが……(笑)。
全館温湿度管理
せっかくいま家を建てるなら、欲しいと思っていた機能です。特に湿度は快適さだけでなく、健康や家の耐久性などに関わってくる重要な要素のため、正しく管理したいと考えています。
もう少し細かく分けると、全館冷房、全館暖房、全館加湿、全館除湿の4機能。
一条工務店は全館床暖が標準です。となると残る3つ、全館冷房、全館加湿、全館除湿をどう実現するか。次の選択肢がありました。
- 全館さらぽか空調(床冷房、デシカント式湿調)
- ロスガード90 うるケア(加湿)+エアコン1台による全館冷房(冷房、除湿)
全館さらぽか空調は、床冷暖房、気流制御、デシカント換気などのシステムの総称で、4機能をすべて揃えたツワモノです。ただ、初期費用、ランニングコストは割高。
ロスガード90 うるケアは、換気システムに加湿機能のみ加えたものです。詳細は公式サイトをご参照ください。
エアコン1台による全館冷房についてはこちらのサイトを参考にしました。
残念ながら “ロスガード90 うるケア” は、契約タイミングにより採用できなかったため、”全館さらぽか空調” を採用しました。
機能(間取り)に関する要件
我が家の部屋構成は
LDK、主寝室、子ども部屋2つ、洗面所、洗濯室、小屋裏収納の2階建てです。
間取り全体図についてはこちらで公開しています。
では、部屋ごとにポイントを見ていきましょう……と、言いたいところですが、冒頭でも述べたとおり、長くなってしまったので記事を分割します。
次回に続きます。
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