一条工務店で家づくりをしています。
きっちょめんです。

OK Google, 電気を消して

これ、やりたいんですよね。憧れです。
声で操作するのって意外と便利なんですよね。

一人暮らししていた頃は、家で声を出す習慣があまりなく、スマホ取り出してアプリ操作でいいよなんて思ってました。しかし、複数人で暮らしはじめて、声を出すことに抵抗がなくなり、体を動かさずして操作できる快感を知りました。
今はテレビとエアコンくらいなのですが、新しい家では照明も操作したいですね。

さて、本日は家づくりの照明計画についてです。
一条工務店(i-smart2)前提でお話ししますが、他のハウスメーカーでも参考になるかと思います。

はじめに

我が家は、LDKの照明をすべてオーデリックの商品で統一しました
# 理由あって家全体ではないのですが、それについては別の機会にお話しできたらと思います。

では、なぜオーデリックを選択したか、というお話をします。

私は、Amazon Echo や Google Home などのスマートスピーカーと照明を連携させたかったのですが、オーデリックが一番スマートに実現できると感じたからです。
そういった方は、オーデリックから検討してみるとよいと思います。

ただデメリットもあるので、そちらも絡めてお話します。

スマートスピーカーに対応しているメーカーは?

そもそも一条で選択できる照明器具メーカーは基本的に次のとおりです。

  • オーデリック
  • コイズミ
  • DAIKO
  • パナソニック
  • 一条オリジナル(”LED照明で省エネ節電キャンペーン” を使用した場合に限る)

さてこの中で、スマートスピーカーに対応しているメーカーは?
(正確に言うと、スマートスピーカー対応の商品を扱っているメーカー)

オーデリック” と “コイズミ“、”パナソニック” の3社です(2019.12 現在)。
※ DAIKO については、調べても情報が出てこなかったので不明です

じゃあどれでもよくない?と思われるかもしれませんが、各社それぞれ仕様が異なっています。

各社の仕様比較

スマートスピーカー対応における各社の仕様は、大雑把な説明をすると次のとおりです。

  • オーデリック: 照明器具本体に通信機能を付与詳細
  • コイズミ: 専用の照明スイッチと、通信用のアダプタ詳細
  • パナソニック: 専用の照明スイッチに通信機能を付与詳細

そして、これらは大きく2つに大別できます。
追加工事が必要か、そうでないかです。
※ ここでいう追加工事とは、標準仕様品の対義語として、別途手続きが必要という意味で使用しています。

スイッチ単位で追加工事が必要なコイズミ、パナソニックに対して、
オーデリックは追加工事なしで対応できちゃいます

オーデリックは追加工事不要

さて、追加工事の有無で具体的にどのように違いがあるのでしょうか。

メリット

追加工事が不要であることのメリットは、
費用が抑えられる“、”スケジュール上の優位性” の2つです。

1.費用が抑えられる

はい。当たり前ですが、標準仕様で済ませられるため費用も安く抑えられます

え?価格が抑えられるって、そもそもオーデリックの商品は高いイメージあるけど
という声が聞こえてきそうですね。

わたしも担当の設計士から、オーデリックはオシャレだけど高いと聞いていました。
しかし、調べてみると全くそんなことはなく、他社と変わらない値段設定だと思います。

基本的にハウスメーカーの人は、持っている外部の情報が古いことが多いイメージです。特に競合他社の情報。展示場で他社の話を聞いても話半分に聞きましょうね。おっと話が逸れちゃいました。

2.設計スケジュール上の優位性

設計士にパナソニックのアドバンスシリーズ(照明スイッチ)に興味があり、尋ねたところ、

「細かい部品ごとに見積もり取らないといけないから大変だし、時間がかかるのでおすすめ出来ません」

と言われました。どうやら、スイッチ類の標準外品を利用することは大変みたいです。
先方を気遣ったわけではないのですが、私の場合スケジュールを遅らせたくなかったため、断念しました。

つまり標準外品の使用が、スケジュールの遅延の原因になりかねません
特に照明計画は、家づくり設計の終盤に行うことが多いと思います。
その時になって上記見積もりをお願いした場合、スケジュールの変更を強いられる可能性があります。
どうしてもやりたい方は、打合せの初期段階で希望を伝えるとよいでしょう。

対して、追加工事不要で設計がシンプルなオーデリックであれば、その心配がいりません

デメリット

良いことばかり書きましたが、デメリットも存在します。

・物理スイッチをOFFにすると使用できない
・物理的な調光調色ダイヤルを設置できない

物理スイッチをOFFにすると使用できない

実際試してないのでまだわかりませんが、仕様から考えるとその可能性が高いです。よくあるシーリングライトのリモコンを想像するとわかりやすいでしょうか。

気になる方は、基本的に物理スイッチは入状態で使い、別途専用リモコンを物理スイッチとして代用するとよいでしょう。
※ リモコンは別売りです。

物理的な調光調色ダイヤルを設置できない

オーデリックのスマートスピーカー対応商品は、物理的な調光調色ダイヤルを設置できません。

ただ、こちらも専用リモコンで代用することが可能です。

まとめ

照明計画で IoT を導入する際、オーデリックを選んだ場合のメリット・デメリット。

オーデリックのメリット
  • 費用を抑えられる
  • スケジュール上の優位性
オーデリックのデメリット
  • 物理スイッチをOFFにすると使用できない
  • 物理的な調光調色ダイヤルを設置できない

以上です。照明のIoT化を考えている人で上記デメリットに不満がない方は
オーデリックを検討してみてはいかがでしょうか。

ただ、シーリングライトのみで照明を計画している方は、あまり優位性がないため自由に選んでいただいて良いかと思います。